農家が価格を決める時代
一般的に生産者はJAや市場、卸会社などからの買取価格に合わせて販売しているが、その現状に不満な生産者の声を「価格は自分で決めたい」最近多く聞く様になりました。
今年農業者の平均年齢も70歳超え、大量離農時代を迎え、農業生産事業者それぞれが事業のボリュームも大きくなり、コロナ時代「非接触、非対面型ビジネス化」の流れ、補助金、助成金、支援金、融資を受けて地方では200万円もするWEBサイトとショッピングカートのあるネットショップを作り、自社製品を販売する農家も一気に増えた事、BtoBからBtoCへの変化、生産者が直接消費者へ販売する機会が増えて来た事にも要因はあると思います。中間マージンを払わない分所得は増えるしと云う事で2020年コロナ発生からホント一気に増えた。国や市場やJAや卸販売にはもうウンザリ。経営規模が増えても売り上げが伸びない。後継者がいない人は雇用して一気に商品化してネットで売ろうか。価格も上がり売上も倍々!と期待したいが、しかし…。現状ネットで農産物は直ぐには売れない。今までの流通価格も知れていて高い価格には新規取引の引き合いも無く、何も特徴のない商品がそんな直ぐに売れる筈も無く、今に始まった事でも無く皆さん大変苦戦している。
食べられない品物、音楽やファッション、ブランド品、貴金属はまだ売り易く、利幅も取れるし決して腐らず長期保存も出来るし市場規模も大きい。しかし儲かってるのは有名なインターネットショッピングモール、ネット産直のプラットフォーマー達。「やっぱり農産物の直販、ネット販売は無理なのか!」
いえいえ。そんな事はありません。ただ単体の農家が一人で立ち向かってもダメなんです。ピンパネなプラットフォームを幾つ重ねてもダメなんです。上手くやってる生産者も居るんです。SEO対策、マーケティング、ターゲッティング、ブランディング、売る事にも農業技術の様な技術が居るんです。
そんな農業者同士の交流や日常的なのが「農mersCafe」、という事に最近気付きました。日本のトップを走る農業生産者が集まり情報交換が出来る事に、最近気付きました。
自分のやりたい農業だけを追いかけて、ご縁があって東京の中央区日本橋で「 農mersCafe」なんぞやっているとそうなった様です。