SDGs 17の目標 2
2.飢餓をゼロ
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
今日はこのテーマについて農mers Cafeや私達の取組みについて書いていこうと思います。
⑴農mers Cafeで使用するコーヒー豆は私達が住んでいたミリンベイ州の農家と直接話し合い、農業畜産局下部組織コーヒー生産組合を通じ公平な価格で購入してます。ミリンベイからは最小の12フィートコンテナで手配、シッピングも2度掛かりコスト高ですが納得して購入しています。
⑵ウルグアイ、マレーシア、パプアニューギニアと住んでみて日本と比較する場合は大変不便に感じます。日本って凄いんです。私達家族や、JICA農業ボランティア経験者は皆、活動のベースが身に染み込み、農mersCafeでもフードロスはゼロ。①コロナ禍にスタート ②飲食専門店では無い ③1日のオーダーも仕入も少ない当店では、賄いで食べきれフードロスは粗ゼロです。笑。最近柑橘系の皮までさとちゃんがマーマレードジャムにしています。
最後に…。
⑶持続可能な農業について
まず、パプアニューギニアの農業と文化から触れたいと思います。ちょっと長いです。
2015〜2017年2年間住んでいたパプアニューギニアにはあまり知られていない世界遺産があります。 Wikipedia参照 クリック!!Wikipedia
それは世界で発見された農業の痕跡の中でも古く、1930年頃西洋人がニューギニア島を発見してから2008年の世界遺産登録まで約80年間も世界ではあまり知られていない、正直私もパプアニューギニアへ行くまでは知りませんでした。その遺跡には大きく3世代に区別され、古いものだと10,000年前、新しい4,000年前頃のものだと干拓用の水路もあるそうで、人々が生きる為に10,000年もの長い間積み重ねた農業の生活や技術、知恵があります。
一方、現代はグローバル化が進み貨幣経済の中で農業者も世界中同じ様なスタイル、意識も似通って経済優先で進んでました。 しかし、ここ50年位からかな?収量が上がらないとか、病害虫などの変化を察知した農家や関係者がそれぞれ気付き出し、色々な取り組みや実験を通じ、代々続ける上で徳(得)となる事が持続性ある農業生産をSDGsの前にMDGs前に既に取り組んでいました。 篤農家は普通のことです。一歩先行く人達は再生的な取り組み(Regenerative)しているぐらいなんです。
そんな訳で
SDGsや流行り的な農業に関係ない人々が農業に関わるとか、材料仕入たり、手法をビジネスとする方々も多くなりました。
やり方にもよりますが正直、口だけ農業の方が儲かるし、大人しくて優しい口下手な農業者の代弁してくれる人が増えたら嬉しいと思います。 大半の農業者は口下手なんで、だから農業してるんです。
農業者の考え方や感覚、価値観の分かる人、次世代の子供達、食の事、押し付け偏らないビーガン、ベジタリアンな方。初めはなんちゃってで良いんです。自分だけ主義じゃない、コロロの良い方々に参入して欲しいですね。
写真は「農mersCafe」のパンジー。枯れかけていたモノ、小さな再生Regenerativeしたもの。