SDGs目標 3 すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
『3.2 全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、 2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。』
『3.3 2030年までに、エイズ、結核、マラリア及び顧みられない熱帯病といった伝染病を根絶するとともに肝炎、水系感染症及びその他の感染症に対処する。』
途上国の滞在時間が長く国際ボランティアに参加していると、周りに医療関係者や医療に従事する方々からエイズ、マラリヤ、結核など感染症など実際に起きている話を聞く事が多く、日本では日常生活に関係無いと思われる病気が海外では普通に身近にあります。そして自分の身を守る為にもこの手の情報はとても大事で、風邪ぐらいでは結核など感染症患者が多い田舎の病院にも行きませんし、自己防衛でマラリヤ予防薬を飲んだり、余程の理由が無い限り衛生面の悪い所で食事など基本しない様気をつけてました。住んだり渡航した国々の出生率は何処も高く、そして乳幼児期の死亡率も平均に高い。その死亡原因も感染症割合が多かったです。
今のコロナもそうですが感染症のパンデミックは戦争より人を多く殺します。 1500年代インカ帝国が滅びた原因も天然痘の影響が甚大だっと「銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイヤモンド著にも書かれています。2015年当時 パプアニューギニアの派遣が決まり、パプアニューギニアについて色々調べていた時、ジャレド ダイヤモンド著『銃・病原菌・鉄』にパプアニューギニアの農業の事が書かれていたので購入し読んだ本です。農業が早くから行われていたのに(パプアでは10,000年前から農業遺産がある)「なぜ今の時代に必要とされる技術がパプアでは残されていないのか?」「なぜヨーロッパ人がニューギニア人を征服し、ニューギニア人がヨーロッパ人を征服することにならなかったのか?」という疑問に対し、1つの答えとして書かれたという。筆者へ質問から出来た本。上下巻の分厚い本で物凄い膨大の情報が詰まって著者もドクターとして記事のエビデンスは強く、分厚く読み応えがあるので在宅ワーク、時間に余裕がある方にオススメの本です。農mersCafe本棚でも読めます。
今回のコロナと1年以上続くストレスは海に囲まれた日本人にとって大きかったと思います。 しかし海外と比較すると人口対比の感染者割合は極小です。 陸続きで出入国が安易な国、人口密度が高く衛生面に問題がある国、特にインド地域の苦労から見れば、少し冷静に立ち止まって周りや過去を振り返り、歴史から学べる事、マスクや手洗い習慣などもう一度日本の良い所、日本だからできた事も冷静に見えてくるのでは無いでしょうか。