コーヒー品種は大分類で3種類?
普段レギュラーコーヒーの美味しいと言われる代表格、「アラビカ種」、インスタントコーヒーの原料となる「ロブスタ」と2種類はよく知られていますが、実はもう一種類あり本当は大きく分類すると3種類あります。
リベリカコーヒーノキ(学名:Coffea liberica)は、西アフリカのリベリア原産のアカネ科の植物である。アラビカコーヒーノキやロブスタコーヒーノキとともにコーヒー3原種に数えられるが、消費量は少なく世界全体の流通量の1パーセントに満たない。Wikipediaより。
リベリカ種は「世界で1%も流通していないコーヒー」として有名?(知られてない事で有名)なコーヒーです。リベリカについて世界中のバリスタの方々でも知らない人は居ると思います。飲んだ事の無いバリスタはもっと多いと思います。
主にマレーシア、フィリピンで多く栽培されてますが、国内消費され海外には出ることは殆どありません。私は2000年からリベリカに魅了されて最終的にはリベリカを扱う仕事までしてました。スクリーンサイズ20と言う大きさもありますが、一本の枝からサイズや型、色もバラバラな果実種子をつける為、取扱う業者も少なく一般的なレギュラーコーヒーとしては流通しづらい事、10メーター以上の大木になる事で栽培し辛い事、カットバックすると翌年実りが悪いなど経済優先すると生産者も作りたくないし増えません。
そんな嫌われ者なリベリカですが、フィリピンでは特に好まれタガログ語で「BARAKO」、日本語の意味で「強い」、ドスンとパンチの効いた深みが好まれ色々な商品としてスーパーマーケットでも売られています。アイキャッチ画像参照。東南アジアでよく見かける焙煎方法(砂糖、マーガリン、時には麦、とうもろこしもミックス)する方法で石炭の様な黒光する原料をパウダーで販売されている事多いです。フィリピンでは豆の販売もあります。
中々出会えない世界中でも珍しいリベリカ。海外旅行が始まれば、機会があれば、コーヒー通は知識として、是非飲んでみて下さい。