願いを込めて「PNGコーヒー検定」

2000年から東南アジアの生産者と共にコーヒー生産に必要な技術（生産技術、生産工程）を学び、2015年からパプアニューギニア（PNG）ミリンベイ州のコーヒー生産向上と安定に必要な剪定、品質管理と知識を分かり易く、より簡単に伝えてきました。難しい事、生産の苦労が解らないとつい無理な指導をしたり、逆に生産量が落ちたり、生産プロセス段階で豆にダメージを与えたりすると生産農家の収入に影響を与えることもあります。そこがプロ農家の勘所で、自分の知識を押し付けるではなく「理想を押し付けない」「誰もが条件が同じではない」事、「相互理解」も必要です。自然相手の仕事、毎年違えば味も違う。ただ「今年は不味い。もう貴方のコーヒーは買わない。」では生産者もやりきれないです。

一般的に育てて収穫し乾燥出荷までが生産者の仕事です。これについて世界中でどのくらいの人が知っているでしょうか？

良いコーヒーを安く買って美味しく淹れる事、高く売る事は知っていても、生産現場の事は知らない人が大半でしょう。

もっとコーヒーの知識と生産者や生産地域の理解を高め、未来に継続的なコーヒー生産が出来る様、願いを込めてこの「PNGコーヒー検定」を作りました。